レーシック関連の情報

高度近視の場合は、むしろ近視が少し残るような度数設定を狙うべきです。
しかし、現実には、若い人は過矯正で遠視になっても、むしろ良く見えるようになりますので、わざと過矯正をねらう術者がいるようです。 これは、度数が合わないときに非常に重篤な眼精疲労を生じます。
特に、近業に従事する人にとって、また老眼年齢の人にとっては大変なことです。 度数設定は、正視あるいは軽度近視にすることが、問題を起こさない鍵です。
ですから、これは、避けることができる合併症であると思っています。 レーシックと異なるPRKの合併症としては、眼痛があります。
術後1時間ほど経つと、じわっとした痛みを感じるようになります。 個人差がありますが、角膜の上皮に角膜知覚神経が走行し、角膜上皮を掻昶することにより、知覚神経の断端が障害され、痛みを感じます。
一方レーシックは知覚神経を途中から切断するため、完全な神経ブロックになり、痛みがありません。 この痛みは、以前はかなり強かったのですが、エキシマレーザーによる完全な上皮除去、医療用ソフトコンタクトレンズ装用、ジクロフェナック点眼、角膜表面麻酔剤点眼等により、かなり、痛みを軽減することができるようになりました。
次に、大きな合併症は視力が安定するまで時間がかかることです。 レーシックは、フラップを戻した瞬間から見えるようになりますが、PRKでは、角膜上皮がないため、上皮が再生する3日間は視力1.0がでないことが多いようです。

また、その時点では、たとえ視力がでていても+3ディオプター程度の遠視になっていますので、調節力が低下している41歳前後では近くが見にくい場合があります。 完全に正視になり、視力が安定するまでには2〜3ヵ月程度かかります。
第3の問題が上皮下混濁(ヘイズ)と呼ばれる角膜の濁りです。 ヘイズはレーシックでは起きにくく、PRK独自の合併症ですが、高度近視で切除量が多い場合に起こりやすく、1週間3ヵ月で生じます。
ステロイド点眼を上手に使用することにより、発生を抑えることができますし、軽減することも可能です。 以前は、不均一照射のためにセントラルアイランド現象(中央にスティープな島状のもりあがり)が、V社のエキシマレーザーのみに発生したようですが、レーザーの照射方法を変えたり、追尾装置のおかげで、現在はこの現象は完全になくなりました。


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